一度気になっちゃうと、
ずっと気になっちゃう。
ってなことありません？
あたしゃ、そうなの。
なのなの。
東名静岡インターを下りて左に進むと、
前方にすぐ見えてくる、
東名側道と交わる辺りの年季の入った建物。
“中華飯店”って文字が見えるじゃん！
でも店名とのミスマッチ感が怪しく、
どうにもこうにも踏み込む勇気が湧かず、
でも気にはなるなる気にはなるってんで、
僕的宿題店のひとつだったんだけど、
でも行かずじまいが続いていくと、
モヤモヤが積み重なってきちゃって、
それはそれで気持ちが悪かったりで・・・
カチッ！
ようやくようやくスイッチが入りました！
イっちゃいましょう！
【中華飯店 利尻】
調べてみると、
店主は北海道利尻島出身だそうで、
それ故のこの店名ってことか。
外からは中の様子が伺えないので、
ここまで来てはいるものの、
そのドアを開けるのが躊躇われちゃうな。
勇気を出してもう一歩。もう一歩。
ドアを開けた先にはテーブル4席×4脚、
厨房はその奥にあって、
L型カウンター7席ほどがそれを囲んでいる。
ご夫婦でやられているようで、
促されてのカウンター席へ。
メニューはこちら。
中華メニューが並んではいるけど、
定食やカレー、天ぷらなどもあったりで、
町中華、食堂といった感じかな。
日替りランチの案内もあったけど、
レギュラーの中から頼んでみよっかな。
ま、ラーメンが基本だろうけど、
麻婆ラーメンも気になるし、
迷っちゃうなぁ〜
でも店名を冠す一杯があるんですもん、
そりゃ、イクべきかなって。
【利尻ラーメン】￥730
お？
なぜに利尻なのだ？
“利尻”と言ったらば、
やっぱり昆布って連想しちゃうし、
そういうラーメン？とイメージしちゃうし、
これは意外っちゃあ意外。
野菜炒めが載ったラーメンだよね。
由来は何なんだろ？
鳳凰が描かれる白き丼にスープは少なめで、
なによりなにより野菜炒めがドンッ！
その表情からは全ての具材は読み込めぬも、
食べ進めるうちに分かってきたんだけど、
結構な種類の具材が使われていて、
キャベツ、もやし、ニンジン、ニラ、
ヤングコーン、キクラゲ、豚肉、銀杏。
と、この辺りはよく見かけるものなれど、
フクロ茸であったり、
クワイなんてものがあったりすると、
怪しいっちゅうもんでなく、
本格中華っちゅうかなんちゅうか。
スープはガラ系に醤油なんだけど、
淡いものではなく、
割としっかりとキャッチーなる印象で、
過不足無くの程良さ。
合わせる細麺はもちっとしたもので、
スープとの一体感はよろし。
ここに野菜炒めが絡んでくるよ。
もやしなどはともかく、
キャベツは細切りされていて、
熱が入っているのでしんなり柔らかく、
麺とも絡めやすく、
その一体感の高さはイイのよ。
これ、イイのよ。
食べやすいのよぉ〜
シャキザクな食感がアクセント的に働き、
麺がリズミカルに楽しめるの。
そうなの。
んでね、
炒めたことにより油が効果的に効いていて、
それがコクとなってイイ働きとなっている。
野菜炒めがイイ働きをしてるのよぉ〜
そりゃ、箸も進むってもんさえ。
【餃子】￥450
ハツホーだもんで欲張りたい気持ち強く、
チャーハンも気になりはするものの、
今回は餃子を選択。
6個が並んでいるんだけど、
焼き目的にはキツネ色ではないので、
そそるものではなく、
箸で摘んでみると、
ふにゃっと柔らかなので、
僕的にはそそるものではない。
持ち上げてみると、
ほら、見たことか！
皮がふにゃりではだけてしまって、
中の餡が放出されてしまった。
それを回収して口に運ぶと、
おりょ！
こりゃ、イイじゃん！
ニンニクガツン！ほど強くなく、
でも下味は十分で、
キャベツの甘みだったり、
肉の旨みだったり、
ニンニクなどの加減だったり、
これは何も付けずともイケる旨さ。
焼きは浅く、
ふにゃりで持ち上げに苦労し、
僕的にはテンションダウンではあるも、
その味はテンションアップの旨さで、
好きな味なんだなぁ〜
卓上には調味料はあるも、
これらは使わずともイケる。と、
そのまま食べ進めての完食でさーね。
怪しく思っての未訪状態ではあったものの、
いや、こりゃイケんじゃね？
もっと早くに来ておくべきだった店だわ。
化学的なものは否めずも、
利尻ラーメンにしても餃子にしても、
惹かれるものはあって、
これ以外のメニューも食べてみたいところ。
いや、むしろ食べてみたいなぁ〜
機会があれば攻めてみたいんだわ。
SNSを賑わせる店ではないものの、
こういう掘り起こしでのヒットは嬉しく、
こういう経験値増しはイイんだな。
うん、イイのよ。
それではまた。
(￣▽￣)b