「タカ☆さん・・・」
呼ばれた方向に顔を上げると、
(仮)アイニィが顔を伏せたまま、
丼を前に押し出してくる。
あああああ
うん、あぁ、そう、そんな流れね。
一杯目をワクワクしての食べ進みで、
没頭していたので忘れてたわ。
連食解禁となっているので、
食べるつもりで忘れてたんだわ、きっと。
多分そんな流れだと思うわ。
うんうんうん、
きっとそんな流れね。
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【menya 787】
移転リニューアルから1年、
開店からは7年が経っての記念すべき日。
多くのお客さんが集まり、
SHO TIMEは楽しいままに終わり、
7周年限定麺の貝MAX7は食べず、
店主から推されたNEO魚貝潮を食べたけど、
NEO Cも限定で推されてたんだったっけ。
タレ無し油無しのヌキヌキをもらったけど、
味はもちろん無いんだけど、
仄かな甘みと膨よかな鶏の旨みが感じられ、
じわぁ〜っと膨らんできたのよね。
そうなの、そうなのよ。
そりゃ、食べてみたいと思うべな。
【NEO C】¥1,200
チャーシュー、メンマ、青ネギは別皿で、
スープ、麺はかけスタイルのスッピンで、
まずはそれだけを楽しめ!
そう言わんとするかの如く。
もちろんそのつもりだぜぃ!
キラキラ油が光るスープ、
そこには麺が折り畳まれていて、
さぁ、イクぞ!
ちゃぷちゃぷしてひと口。
アツアツ攻撃からの入りで、
油はやはり唇を潤わせ、
そこから甘みある鶏の旨みが膨れ上がる。
余計なものなどなく、
ダイレクトに旨みを味わわせてくれる。
さすがに“NEO ”が付くだけのことはある。
と
それはそれでそう思うんだけど、
驚きはそれだけではなかった。
油が重くないんだわ。
オイリーともなると、
香りはバツグンにアップするのはするで、
それはそれで間違いはないんだけど、
その量や使い方によっては、
ややもすると重く感じたり、
クドさを感じたりするんだけど、
これは違かった。
キレキレなの。
そうなの。
魚貝潮同様に香味油を変えてきたのか?
どちらかと言えばシャープなの。
目のつけどころがシャープなの。
油自体に命が与えられたかのようで、
キレキレで存在感高しなの。
いつもと同じ?
どうなんだろ?
この一杯このひと口はそう感じたんだけど、
どうなんだろ?
スープの引き立て役のポジションではなく、
香味油もひとつのパーツといった感じ。
そんな印象を受けたんだけど、どう?
合わせるは加水低めの平打ち細麺で、
たおやかさのあるもので、
スープ、油をしっかりとまとって上がり、
その旨みを麺と共に味わえる。
こりゃあ、イイじゃないのさ。
トッピングを投入し、
熱を伝えて食べるんだけど、
主役を食うまでには至らず。
スッピンのスープ、麺、
そして香味油のトリプルチームが楽しい。
それを楽しむ。
楽しみ楽しみ楽しみで、
モチのロンで完食。
そこに“ I ”はあったわ。
( ̄▽ ̄)b