あれ?
店主不在?
居るのは間違いないはずなのに、
厨房で調理を進めているのはスグルゥ、
そしてスズキさん、
女教師マユちゃんの3人のみで、
店主は居ないし、
ナナちゅわんも居ない。
はて?
さて?
ふむぅ〜?
さて、ふむぅ〜?
出来るかな?
夜営業を任せられているはずのスグルゥ、
昼営業は出来るかな?
その答えはもちろん・・・
ゴン太くんのみぞ知る。
【menya 787】
混んでいるだろうな、と思っての訪問は、
誰しもが腹減る昼時タイム。
アンのジョー、混雑してての外待ち接続で、
何食べる?ってな隣の会話に耳を傾けつつ、
アバンティ、ジェイクの如く耳を傾けつつ、
大人しく静かにスマホぽちぽちで待つつつ。
退店客はいるものの、
回転が少し遅めかな?ってな感で、
少しずつ少しずつの前進でようやくの先頭。
そろそろかな?
退店客が何組か目の前を通っていき、
ようやくの入店。
待ち焦がれたぞい。
メニューは外でも眺めていたし、
食べるものは決めていたので、
焦らず迷わず落ち着き、
しっかりちゃっかり狙いを定め、
気になったゴハンものと合わせてのポチリ。
フリーズするスグルゥは捨て置いて、
静かに静かに調理待ち。
【天草大王100%[熊本地鶏]塩】¥1,150
食べたかったのは天草の塩。
前回食べて時にゆっくりじんわり沁み入り、
食べ終わりに掛けての高揚感が良く、
それは余韻にも繋がっての完成度の高さ。
タマランチン!
また食べたくなったのよねぇ〜
ではあるんだけど、
違くね?
かけ仕様だった前回と比べ、
そりゃ、表情は変わっていて、
丼、スープ、麺は同様ではあるものの、
青ネギは変わって白ネギ、
鶏もも、メンマ、姫三つ葉は新たに加わり、
違う表情なのは当然ではあるんだけどね。
で、スープも正確には違う。
その色が濃く感じちゃう。
見た目からして濃く感じちゃう。
前回はもっと淡い色だったんだけどなぁ〜
油は多めなので、
早速ちゃぷちゃぷしてひと口。
あああああ
立ち上がる鶏の香りは芳醇で、
甘く膨よかに鼻をくすぐったんだけど、
うん、ひと口目はそれを舌でも感じるけど、
タレの配合を変えたのかしらん?
白醤油が強めになったような印象。
塩だけでなく白醤油が加わることで、
ふっくらさせて余韻も良くなると思うけど、
これはそれが強くなったような印象。
ふた口み口。
あ、違うな。
タレの量自体が多いんじゃね?じゃね?
うん、おそらく多分maybeそう。
前回は最初は大人しく、
味付け薄くね?ってところから入り、
それは徐々に高まりを見せ、
麺との馴染みも増していくので、
ラヴェル「ボレロ」といった高揚感で、
最後には満足感と共に食べ終わるんだけど、
これは味を求めに行くのではなく、
勝手に押し付けてくるような感じで、
それは徐々にしょっぱく感じ始め、
押し付けがましさを感じてきちゃう。
合わせるは加水低めの平打ち細麺で、
ややオーバーボイル気味かな?
しなやかでありつつも、
押し返すような歯応えが弱く、
若干ではあるけどボソボソとしてなくね?
スープをしっかりと抱えるんだけど、
力強さが感じられずにスープ勝ちって感で、
そのバランスも違うような気がする。
刻み白ネギはこれに絡んで、
食感的に変化を与えるも、
これに青ネギを合わせたらどうなんだろう?
試してみたくもなった。
鶏全開の世界観なんだけど、
これに豚チャーシューを合わせるでなく、
鶏ももを合わせてきたのは好印象。
これは鶏スープなんだけど、
魚介スープでも同様なんだけど、
特に限定でそれを推すスープでありながら、
レギュラー同様に豚チャーシューを合わせ、
どうだ!と言わんばかりのものも見られ、
むしろそれがほとんどではあるけど、
こちらは鶏に鶏を合わせていて、
一杯としての親和性は高いよに思う。
口にしてみると、
柔らかな噛み締め感のある鶏ももで、
下味もちゃんと付けられている。
塩麹?
イイ感じではあるな。
メンマはコリコリ食感で、
こちらも味付け強めだな。
しょっぱめだな。
スグルゥが顔色を窺ってくるので、
首を傾げて返してみると、
慌てて感想を求めてきたので、
大体の人は旨い!と思うと思うけど、
タレ量が多くね?の話はしてみる。
作り手の違いなのか?
さじ加減なのか?
悪くはないけど、
僕は以前食べたものが良かったので、
味のクドさが気になるところとは伝える。
て
店主居るじゃん!
厨房の様子を見に来た店主と目が合う。
どうやら試験的に昼営業を任せていて、
それを裏で見ているみたいで、
あ、なるほど!
ナナちゅわんもおらずの3人体制で、
女教師マユちゃんは相手してくれず、
ちょいとテンパリ気味なのはそれね。
「あれ?ブタチンじゃないの?」
店主が丼を見て開口一番そう言う。
それかぁ〜
今日の推しアイテムはそれだったかぁ〜
限定で出てた一杯は気になったものの、
食べたかった一杯は決めていたのよ。
まぁ、出来不出来は都度都度違いはあるし、
推しを聞いたからには食べるべきであるし、
まだお腹の容量は空いていて余裕はあるし、
ならばそのブタチンをイクべきじゃね?
じゃね?
食券を渡すと、
店主が調理を始めてくれる。
【NEO豚清湯らーめん】¥1,200
おおおおお!
妖しい妖しい妖しいぞ!
赤雷紋の入るNEO丼での提供は、
背脂みっちり浮かべたスープ、
チャーシュー2種、メンマ、なると、
カイワレの下に麺をチラ見せで、
でも田久保伊東市長の卒業証書よりも、
19.2秒以上よりも長く見せている。
ギラギラ感あるスープをちゃぷちゃぷし、
まずはひと口。
アツアツですぞ!
熱キープのアツアツ攻撃からの入りで、
動物系、ってか豚清湯のコク深さ、
キメられた醤油に黒コショウと、
旨みの層が押し寄せてくるような感じです。
うんうんうん、
その出来はイイとは思うんだけど、
NEO系「トリプル出汁」と比べると、
コンソメちっくな感じが似てなくもない。
ま、その一要素が入っているので、
全く同じってことはないでしょうが、
似ているという意味では似てるので、
旨い、旨くないって問題ではなく、
いや、旨いんだけど面白味には欠けるかな。
合わせるは加水低めの平打ち細麺で、
これは先程と同じ麺。
ではあるんだけど、
ぱつんと歯切れ良く、
ぐいっと押し返し感もあり、
ん〜ん
違いは茹で方なんだろうなぁ〜
このスープに合わすべくの茹で方かもで、
そもそも描く茹で上がりは違うのかも。
でも違うんだよなぁ〜
たまたまだけど食べ比べが出来ちゃって、
細かい点ではあるんだけど違いは否めずで、
チャーシューは豚バラや豚肩ロースで、
それも説明はしてくれたんだけど、
それは置いとくとして、
そもそものスープと麺だけにおいても、
スグルゥはまだノビシロがありますねぇ〜
細かい点の違いなんて、
お客さんは指摘しないでしょうし、
ラーメンを食べ歩きする人達も同様なれど、
その小さな点が蓄積していっても、
また食べたい!と思ってもらえるか?
それとも否か?
若しくはそれを上回る何かがあるか?
それもと否か?
期待でしかないわねんのねん。
【鯖とろろ丼】¥200
本日の小丼はこちら。
チャーシュー丼は気持ち的に違かったし、
ガリバタ丼だったら違ったでしょうが、
何やら興味が湧いたので鯖とろろ丼。
本来は連食のつもりじゃなかったので、
時間が経過しちゃったので、
ちょいとくたびれた感はあるものの、
とろろは味が付けられていて、
あ、某店で食べたもののように、
醤油どばちょではなくて、
見た目からしてもとろろの白でなく、
それ仕様の味付けがされているので、
醤油の提供はないし、
適度にどばちょされてないのはセーフ。
鯖はどこに?って、
ラーメンを連食した後なので、
特に意識せず食べちゃったけど、
味付けは過不足なくて、
茎山葵を付けちゃったりして、
食感も楽しめての完食は当たり前。
うんうんうん、
そんなこんなでもって、
色々と考えさせられた一杯と一杯。
色々と学ばせてくれるなぁ〜