静か。
静か。
ひたすら静か。
冷蔵庫のモーター音だけが響いている。
調理の音は時折聞こえる。
客同士の会話は聞こえる。
ノーゲスになった。
静か。
静か。
ひたすら静か。
【中華料理 中央菜館】
新居関所前を南に曲がり、
細くなった道を進むと緩いカーブがあり、
そこ!
でも、道路看板は無いし、
その外観はらしくないし、
店名看板はシュロに隠れて見づらいし、
でも暖簾は掛けられている。
営業しているのだ。
暖簾をくぐると、
アンのジョーの静けさ。
テーブルのみの店内は静か。
2人組の会話はあるも、
料理が提供されるとそれは途切れる。
静か。
静か。
ひたすら静か。
冷蔵庫のモーター音だけが響いている。
メニューはこちら。
餃子は必須で、
麺はどれにしよう?
久しぶりにタンメンにしようかな?
お母さんは出てこないな。
注文はどうすべし?
あ
厨房には息子さんがこちらを見てる。
注文してもイイのかな?
注文。
【湯麺】¥600
濁りのあるスープ、
炒められたキャベツ、もやし、玉ねぎから、
とにかく湯気がもーもーもー!
スープはガラ系に野菜の甘み、
エンミはやや強め。
うん、ちょいと強めではあるな。
平打ち縮れ麺を合わせていて、
もちもちな歯応えがあり、
ここに野菜が絡んでくるんだけど、
シャキザク食感でリズムを付けてくる。
キャベツなんかは細切りされているので、
麺にも絡みやすく一体化高く、
はふはふはふ
熱さと共に大口で喰らっちゃう。
食べ進めていくとエンミが蓄積していって、
やっぱりしょっぱめに感じてくるんだけど、
まだまだ酷暑は続いていて、
水分補給は心掛けているものの、
塩分補給までは至らなかったりで、
でも、それがこの一杯で補給出来ちゃう。
しょっぱめではあるんだけど、
今回はビシッ!とフィットって感じで、
ちょうどイイと思えるエンミなんだな。
なかなか珍しいケースではあるけど、
上手くフィットしてウマウマ。
ちょいと変化を付けたくて、
卓上のラー油をちょこっとプラス。
ゴマ油の風味とちょこっと辛さがプラスで、
これまたイケる味変ではありますな。
【ギョウザ 6個】¥300
中央菜館に来たならば、
やっぱり食べたい餃子。
しっかりと焼かれ過ぎちゃって焦げ強め、
黒黒したところもあるけれど、
まぁ、そこら辺は容赦してやろう。
味を確かめもせずに、
酢ラー油醤油でキメる方もいるものの、
アホじゃね?って思う方もいるやもだけど、
あたしゃ、まずは何も付けず、
そのままを食べてみる。
厚めの皮が使われていて、
香ばしさがあり、
香ばしさは強めな焦げに比例してあり、
でも中の餡がしっかりしてて、
ぶわぁッ!
ニンニクが主張してくると、
キャベツなどの甘みが広がってくる。
下味はそのままでもイケるほど付いていて、
これは付けなくてもイケちゃうよ。
途中、変化付けに使うはアリだけど、
これは何も付けなくてもイケちゃうよ。
てなことで、
パクパクと頬張っちゃっての完食です。
営業っけが薄い店で、
愛想もない店で、
ちょびっと緊張するほど静かな店なれど、
何度も通ってしまっているので、
やっぱり惹かれるものがあるんだろうな。
また緊張しに来ますわ。
( ̄▽ ̄;)