え?
どゆこと?
席に着くと店主が尋ねてくる。
「先入れと後入れどっちにします?」
そりゃ、先の方が良さげだし、
後入れよりは前入れの方が・・・
え?
どゆこと?
あ、マー油のこと?
店主が店主だけに、
そちらの方向の話かと思った💦
\(//∇//)\ キャッ
某ブログに触発され、
豚骨に改めて取り組んだそうで、
「鶏油豚骨」は家系っぽかったけど、
更には呼び戻しをやるんだと意欲を見せ、
気になってはいたけど、
設定されたのは2週に分けての週末1日、
計2日間のみで、
しかも通常営業後14時30分~17時だと。
うげッ!
マヂか?
どっちも無理じゃ〜ん。
日程はもちろん、
時間的にもキビー!
“3回呼び戻し豚骨(くさいです) ”
気にはなるし、
それは口にしてみたいけど、
どうにもこうにも行けそうにない。
無理ぃ〜
諦めていたんだけど、
僕、持ってるなぁ〜
奇跡的に都合がついたので、
高速移動の術を使っての訪問。
【menya 787】
通常営業後の時間帯で、
X(Twitter)での告知だけだったからか、
2回目だったからか、
え?
ホントにやってるの?
駐車場は空いていてのスムース駐車。
混雑が当たり前の店となっているので、
逆に不安が高まるも、
やっていることは間違いない。
恐る恐るの入店で券売機前。
通常メニューは全て「売切」で、
限定のみが光っている。
その限定はこちら。
「くさいです」とされていたけど、
「くっさいです」に表現は変わり、
より臭さを強調したように感じる。
て
2月頃までは見られたけど、
それまでの“書”ではなくなって、
最近はマジックで書かれているんだなぁ〜
師範代の負担を軽くしようとの配慮か?
ラヲタ熱に呆れられたか?
そういえばSHO TIME以来会えてないな。
まぁ、天真爛漫な笑顔をまた見たいなな。
さ
てなことでポチリとして席に着くと、
「先入れと後入れどっちにします?」
店主が問い掛けてくる。
マー油を先に入れるのか?
後に入れるのか?ってことで、
そりゃ、先入れの方が香り立つと思うし、
デフォは先入れらしいので、
そりゃ、先入れにすべき!と思うも、
あえて訊いてくるってことは、
それを食え!って店主の意図を感じる。
隣では●74さんがいやらしくニヤニヤ笑う。
それ食べたのね?
犠牲者生誕を祈るかの如くのニヤけ顔。
むうううう
(@_@)
「後入れで。」
【呼び戻し豚骨(くっさいです)】¥1,000
うわあああああ
悪そうだなぁ〜
赤雷紋のNEW丼のスープが妖しい。
・・・いや、怪しいなぁ〜
ヤバそうだなぁ〜
顔を近づけてみると臭い。
やっぱり臭い。
ケモノの臭さが鼻を突いてくる。
意図的だと思うけど、
トッピングは一般のものとは変えていて、
チャーシューの他、
キャベツ、キクラゲ、青ネギで、
この一杯だけの為の構成のような気がする。
あー
一般的にどの店もそうだったりするけど、
あれやこれや、
なんちゃらかんちゃら、
とにかく足せばイイと思っているのか、
何をしたいのかボヤけてしまって、
食べた後に「?」なラーメンもあるけど、
この一杯は主役に焦点を当てるように、
トッピングも考えられていて、
つまりはスープと麺に主眼を置いている、
そんなそんな気がする。
知らんけど。
そんなこんなでもって、
意図的にマー油後入れにしてくれたので、
意図的にマー油は後にするとして、
まずは豚骨スープだけをひと口。
あ、あああああ
まったり粘度の高いスープが入ってくると、
舌をどんよりと包み込み、
ケモノの香りが、
ケモノの臭みが鼻を突いてくる。
奥に不確かなヤバめの酸味が感じられ、
そのヤバさを補正するような感じでもって、
エンミ角あるタレがシャープに効いていて、
美味しい?と問われたら、
決してそうは思えないほどに首を傾げる。
うん、旨いとは思えないな。
うんめぇぇぇぇぇぇッ!
なんでもかんでも絶賛する人は知らんけど、
僕はそうは思えない。
マー油が交わらないように、
慎重に麺を引き出してみると、
現れたるは低加水極細麺。
キレイに麺線整うストレート麺で、
毛細管現象バリバリだろうなとは思うも、
このくらいの粘度ならば、
もっと太さのあるものでも合いそうだけど、
これもまた意図的なんだろか?
787マジックなのか?ようか?ここのか?
ずずッ!
啜り上げでスープはしっかり持ち上げられ、
その臭さも同様に持ち上げられてきて、
太さのあるものでも合いそうだけど、
ぷりぱつな歯応えがあるので、
意外にこの細さでも合わないことはない。
修正修正。
但し、美味しい?と問われたら、
決してそうは思えないほどに首を傾げる。
うん、旨いとは思えないな。
うんめぇぇぇぇぇぇッ!
なんでもかんでも絶賛する人は知らんけど、
僕はそうは思えないな。
鼻の中にそれは残るほどに臭いんだもん。
意図的に後入れにしてもらったマー油、
そろそろ合わせてみようかな。
ひと口。
あ!
ふた口。
おおッ!
印象が全く変わるぞ!
マー油を合わせてみると、
欠けていたピースがハマったかの如く、
一気にその狙うべき姿が見えてきた感じで、
マー油おそるべし!
実感させられたんだわ。
美味しい?と問われたら、
そう思えるほどに首を傾げない。
うん、旨いと思えるぞ。
うんめぇぇぇぇぇぇッ!
なんでもかんでも絶賛する人は知らんけど、
やっとそう思えてきた。
先入れの方がマー油が全体に回り、
香りはイイとは思うし、
ホントはそうしたかったけど、
意図的に後入れにしてもらい、
この感覚を実感出来たので、
正解だったかもしれないな。
タカ☆のけいけんちが1あがった
それは麺と合わせても実感。
香りはもちろん、
旨みも増したし、
鼻に抜ける感覚、
その余韻も増したよなぁ〜
こりゃ、イイわ。
箸が加速したんだけど、
口の中に臭みは蓄積していって、
そんな中で生キャベツはありがたい。
ケモノの臭さに一時の清涼剤として働き、
箸休めはもちろん、
口の中をリフレッシュさせてくれる役目で、
生キャベツもっとあってもイイな。
バラチャーシューはしっかり味が染み、
ぷりっとした弾力と噛み締め感、
脂の甘みも感じられてイイんだけど、
他の具材も同様に、
スープが主役過ぎちゃって、
脇役としての印象で薄く感じてしまうな。
ニンニクチップは相乗効果ありそうだけど、
無いのは残念。
あれは合うと思うんだけどなぁ〜
ま、ま、ま、
とにかくとにかくとにかく、
呼び戻し豚骨は面白かった。
店主のラヲタ熱は高っけぇよなぁ〜
あ
そんな熱にヤラれたか、
入店してきたのは加圧抽出珈琲さん。
「先入れと後入れどっちにします?」
「あ、また犠牲者が・・・」
「え? どゆこと?」
説明無しの先制攻撃にキョドってる。
変態コースを選択したみたいってか、
せざるを得なかったみたいだけど、
でも、それを楽しんでいる様子。
良き良き。
「ごちそうさまでした。」
てなことでの退店。
変態限定を諦めていたけれど、
なんとか食べられて良かったわ。
うん、良かった。
臭さをウリとする限定で、
店主の意図する狙いは達せられたとは思う。
ここまでの臭き豚骨って、
なかなか無いと思うし、
僕は小田原までそれを求めに行くもんなぁ〜
店主に訊いてみると、
小田原は2回行ったけど、
2回ともフラれて未食らしい。
なるほどなるほどなるほど。
臭さを狙っての一杯で、
それは間違いなく出来たとは思うけど、
それに特化し過ぎちゃった感はあって、
キリッと効かせたエンミは膨よかさに欠け、
それは退店後にも喉に残るもので、
旨みという点で物足りなかったのも事実で、
これを食べられたことには満足だけど、
これをまた食べたいかと問われると、
ん〜ん
首を傾げてしまうなぁ〜
小田原と同じものを作る必要はないけど、
ワクワクさせてはもらったけど、
また食べたいと思えるものが僕は食べたい。
どぞヨロシク。
( ̄▽ ̄) ふ