ちょいと足を延ばしての岐阜県。
あれやこれやと候補店があるものの、
腹の容量は限られていて、
あと1店舗、一杯ってとこかなぁ〜
とりあえず候補に上げていた店は、
老舗中の老舗らしく、
その店名が妙にココロに刺さっていて、
せっかくの機会だから、
どうせなら狙ってみようかなって。
うん、11時からの営業で、
通し営業ってのは時間の制約を受けにくく、
足を延ばす身にとっては非常にありがたい。
よしよしよし、
イってみましょうや。
ナビを頼りに向かい、
一方通行の道沿いに店を発見するも、
一旦スルーして駐車場を確保。
歩いて店に向かったんだけど、
アーケードはシャッター街と化していて、
人通りは少なく、
いや、ほぼ無い状態で、
てか、夜の店ばかりだな。
抜けてく道中でビルを眺めたり、
ジャンカじゃんか!
と建築ボケをしてみたり。
さ、さ、さ、
見えてきたぞ。
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【丸デブ総本店】
店名は創業者の容姿から付けられたそうで、
総本店ってことは、
支店ってあるんだろうか?
調べても見つけられなかったけど。
先程は外待ちが出来ていたけど、
駐車場に停めてくる間にゼロに。
ま、でも店内は賑わっていて、
出てきた店の方に待ってるように言われる、
コロナ対策の言葉と共に。
待ちは少なく済んで入店すると、
テーブル6席×1脚、4席×4脚、
小上がり4人×2脚、
その奥に厨房があり、
メニューもそこに。
事前案内があって、
「中華そば」のみだそうで、
そこんとこに異論はなくての注文。
にしても、
創業は大正6年だそうで、
西暦だと1917年、
つまりは103年の老舗っちゅうこと。
スゲーよなぁ〜
【中華そば】¥500
どひゃあああッ!
スッゲーじゃん!
スッゲーじゃん!
丼のフチまでなみなみスープ、
麺が表面から顔を出していて、
収まっていないじゃ〜ん!
こりゃ、またスゲーわ!
その上にチャーシュー、かまぼこ、
青ネギを置いていて、
飾り気のない表情に懐かしさを覚える。
ま、そりゃ、そうだわね、
なにしろ創業103年だもんね。
スゴイわ!
スゴイわ!
まずはスープをひとk・・・って、
レンゲが金属製のもんだよ。
うわぁ〜
そこんとこは陶器であって欲しかったな。
口にすると、
あちッ!
案の定、熱がダイレクトに伝わっていて、
スープよりレンゲの方が熱い。
仄かな甘みのあるスープは、
酸味を伴う醤油がメインで、
このダイレクトさは蕎麦つゆのように感じ、
逆に懐かしくあったりして、
ふた口み口と重ねてしまうわ。
合わせる麺は加水低めの細で、
スープに染まっての一体感はあって、
弾力というほどの弾力はなく、
さくさくと歯応えは弱い。
中華そばというより、
うどんや冷麦の方が近いよに思う。
うん、懐かしい懐かしい。
ネギが絡んでくると、
その香りの強さ、
辛みが醤油スープに合っているよに思う。
チャーシューは、うん、豚肉といった感で、
味の染み込み良く、
噛み締め感もあって、
これはこれで好きだわ。
かまぼこは魚の旨みを感じたりする。
中盤に変化が欲しくなり、
卓上にあったコショウを振ってみるも、
その存在感の方が強く、
主張し過ぎてしまうので合わなさげ。
一味や七味の唐辛子の方が合いそうだよな、
用意はされてないけど。
ともあれともあれの完食。
で
今回は見ることも叶わずの「わんたん」。
トッピングは一緒ながら麺は入ってなく、
わんたんで満たされる一杯なんだとか。
それはそれは興味深いなぁ〜
機会があったら食べてみたいなぁ〜
創業103年という老舗中の老舗、
味わえて良かったぞん。
「わんたん」もいつか味わってみたいぞん。
退店後、駐車場に戻る前に、
もうちょい街中探索。
古き看板があったり、
アパート八代荘があったり、
あれやこれや。
お!洒落た手摺りだなぁ〜
空き地に樹木だったり、
朽ちたトタンに、
土壁下地の小舞竹が見えたり、
面白いバリケードだわね。
どぅえ?
昭和感ありありの小路だなぁ〜
怪しげな侵入者を訝しげに猫が睨んでる。
その奥に進むと崩れた建物。
あ、カビ臭さがあるなぁ〜
いやはや、スゲー小路だったわ。
さてさてさて、
そろそろ帰ろかな。
時間作って探検なんてのも面白そうだな。
なかなか楽しいタイムトリップだったわ。