「誰が来たと思う?」
「え?タカ☆さん。カメラに映ってた。」
昼にはまだ早い谷間の時間帯での到着で、
ノン外待ちノンストップの入店で券売機前。
ナナちゅわんがテンション高く迎えてくれ、
店主に笑顔で伝えようとするも、
クールで塩対応のKOHちゃん。
テンション低ッ!
「えええええ?誰だろう?」
「はんつ遠藤さん?」
・・・って、
ちったぁボケてくれてもイイのに〜😅
先日、掛川やら島田やら菊川やら、
数軒食べ歩いた写真を上げていた中、
こちらも含まれていたんだけど、
全くもって気づかなかったようで、
以前声を掛けてもらい、
一緒に浜松ナイトで呑んだこともあり、
親近感があった人だけにちょいと惜しく、
残念ではあったのよねぇ〜
ナナちゅわんのテンションを感じ、
もうちょいアゲテンションが欲しかったわ。
【menya 787】
ま、ま、ま、
それはそれとてのmenya 787。
現行ラインナップを見直したり、
デフォをイヂったり、
限定を出しては反応を伺いつつ、
デフォをイヂったり、
近い将来に向けて諸々調整してるの?
そんなふうに感じたりのたりで、
長年掛けて培ったものを見直し、
スクラップ&ビルドに取り組んでる雰囲気。
店主自身が調理する場合、
スグルゥが調理する場合もあり、
同じ店、同じ材料、同じラーメンだろうと、
僅かな所作の違い、僅かなさじ加減などで、
食べ手側も違う一杯に感じることもあり、
プチパニック状態ではあるんだよなぁ〜
何を食べたら今ヒットするだろう?
「何を食べたらイイ?」
ナナちゅわんに決めてもらおう。
「貝多拳は・・・いらないですよね?」
「うん。牡蠣フレーバーもいいです。」
「秋刀魚は?濃厚で・・・」
「・・・超♡生姜ってのがあるんです!」
「ん?限定では出てないじゃん。」
「この前出したんです。
ホウレン草が無くなっちゃって、
今スグルさんが買いに行ってます。」
「コレですッ!」
用意してあった札を見せてくれる。
店主がひょこっと顔を出し、
「あと5分くらいで戻ります。」と。
「んじゃ、それで。」
チャリン!現金払い!
お!
スグルゥが戻ったみたいだぞ。
大人しく調理を待つのだぞ。
【超♡生姜らーめん】¥1,200
お?
見た目では生姜は見えないぞ。
赤雷紋の入るNEO丼での提供で、
油玉浮かぶキラキラ醤油スープ、
その赤の中で揃えられた麺線が引き立ち、
トッピングはそれを魅せるように片寄せで、
チャーシュー、メンマ、白ネギ、
ホウレン草、なると、海苔を置く。
でも、生姜はその中には見られない。
っちゅうことは、
スープにその存在を潜ませている?
顔を近づけてみると、
生姜の香りが立ち上がってくるので正解。
ひと口。
うん!
舌にビシバシ突き刺す生姜の香りで、
昨夜食べた「生姜和え麺」とは違う生姜感。
あれはナシ寄りのナシだったので、
なぜ、あれを使うんだろう?
後で抗議しておこう。
返金してもらおうかしらん?レベル。
でもこれは見た目では存在しないものの、
しっかりちゃっかりと存在を感じる。
そういうことだぞ。
あああああ⤵︎
厨房から悶え声が聞こえると、
すぐに店主が回り込んで寄ってきた。
え?
どぎゃんしたと?
黒コショウを振り忘れたみたいで、
目の前でゴリゴリとミルを挽く。
うん、新鮮な黒コショウだね。
ゆえに香りもフレッシュだぞ。
そう思うしかないじゃんね?
改めましてのこちら。
【超♡生姜らーめん】¥1,200
黒い粒は細かいんだけど、
見た目でも惹きを増した感。
そう思わないといけないでしょ?
厨房に戻った店主が小声で何か言ってる。
「黒コショウ、こしょこしょ・・・
スグルさんのせいです。」
「えええええ?」
そういう流れであるならば僕も便乗。
「ちゃんとしろよ!そういうとこだぞ!」
「えええええ?」
軽くイヂって悶えているので、
それ以上イヂらずの放置プレイに突入。
スープに戻ると、
黒コショウによる香りマシで、
ビシッと締まる。
生姜との相性は悪くはないけど、
そちらに気が削がれる気がしないでもない。
合わせるは低加水細麺。
しなやかさを持たせた茹で上がりで、
スープもしっかりちゃっかり馴染み、
その一体感の高さは間違いのないところ。
白ネギは厚めに切られていて、
辛みある風味がよく感じられる仕様。
チャーシューは豚バラ肉で、
軽く炙りが入れられているみたいだけど、
それよりなにより八角らしき香りがする。
さりげない効かせ方がイイ感じだわね。
噛み締め感もあって、
脂の甘みもイイ感じではある。
メンマは・・・どうしちゃったの?
真っ黒くろすけでカナキン風にも感じ、
やはり見た目同様しょっぱめ。
どうなんだろ?
スグルゥありがとうのホウレン草を挟み、
食べ進めていくんだけど、
温度低下が進んでくると甘みが前に出始め、
“超♡生姜”感がぼんやり感に変化していく。
青ネギの中に大葉を隠したりするように、
見た目の表情だけじゃ分からない、
そんなプチサプライズを感じたりするも、
これも同様に生姜感が欲しい気がする。
針生姜や刻み生姜などを隠しておいたり、
それが徐々に絡んできたりすると、
最後まで“超♡生姜”感が楽しめそうなので、
ちょいと惜しい気がしないでもないなぁ〜
うん、追い生姜的なものが欲しいかなぁ〜
生姜感を超えてない気がするんだよなぁ〜
ま、ま、ま、
食べられたことはラッキーで、
前夜に生姜もどきで気持ちが凹んでたので、
それを埋めるには十分ではあったけど、
十二分には至らずで“超♡”はお預けだな。
ともあれともあれ、
あくまで787レベルの話であって、
より良いものがまた食べられるだろうと、
多分おそらくmaybeそうかな?
多分おそらくmaybeそう。