東部にはなかなか行けずで、
行きたい店も当然なかなか行けずで、
あれやこれやと攻めたい店はあれど、
それでもどうしても食べたい一杯があって、
再訪を繰り返しちゃう店もある。
伊豆縦貫道が出来たので、
熱函道路はその高架下に新道として整備、
それまでの旧道はちょいと入りにくくなり、
そちらに目的とする店はある。
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【麺屋 天一】
いつの間にか洒落た名前を謳ってるけど、
“天一ラーメン”、
若しくは単なる“天一”の方が通りはイイし、
しっくりする気はする。
チェーン店の「天下一品」を略すと、
こちらと混同しちゃうのでしっくりしない。
店内は厨房を囲むJ型のカウンターのみで、
赤い色合いは若干薄くなってる気がする。
天かすはもう置かれなくなって久しく、
時は行き過ぎていくのね。
メニューは壁に短冊で掲示されているけど、
ここではほぼその一杯に注文が集まり、
当然ながら僕もその一杯がお目当て。
厨房内での中華鍋を振るう音が響き、
これにワクワクさせられちゃうわ。
【天一ラーメン】¥950
ニンマリとしちゃうんだなぁ〜
豚バラと玉ねぎを炒めたものが載っていて、
これにはニンニクと唐辛子が使われている。
丼からは匂いが立ち上がり、
それかまたそそられるんだなぁ〜
ちょっと今回は黒い焦げが見られるんで、
イヤな予感が無いわけじゃないけどね。
スープをひと口啜れば、
ニンニクとピリ辛程度の唐辛子が広がる。
さらっとしたライトな醤油味のスープで、
それらを支えるような役目だね。
案の定、焦げのビター感が出ちゃってて、
これは許容範囲内ではあるけど残念。
合わせるは多加水平打ち細麺。
細かく縮れが入っていて、
スープをしっかりと持ち上げ、
口の中をぷりぷりっとくすぐり、
もちっとした歯応えで楽しませる。
玉ねぎはしんなりとしていて、
シャクシャクザクザクと食感に変化を与え、
麺との相性で楽しませ飽きさせないし、
ニンニクの香りとピリ辛が惹きとなり、
夢中になって食べれちゃうちゃう。
辛みは強いほどではないんだけど、
じわ、じわ、じわ、と汗が滲み始める。
ハンカチで汗を抑えつつ、
食べ進め、
食べ進めての完食。
いやぁ〜
こういうパンチのある一杯って、
無性に食べたくなるんだよねぇ〜
時たま補充しなきゃ!な一杯です。