深夜に放送された「松本家の休日」
この中で紹介された店が気になる。
そんな連絡をもらった。
しかもひとりでそれを食べに行くんだと。
へ?
いや、あの、
それって遠回しのお誘いかしら?
それならば、
相乗りさせてもらえないかしら?
1人より2人の方が楽しいだろうし、
もう1、2人加えてもどうだろう?
そんな話の展開が進み、
いざいざいざの大阪ツアー開催ッ!
(゚∀゚) ウヒョ!
中でも特に気になった店をスタートに設定。
ナビ頼りで近くの駐車場に停めたんだけど、
その店には看板が無い。
でもテレビ映像は確認していたので、
それ!とすぐに分かった。
ここで間違いないッ!!!
ドアの貼り紙に店名表記があり確信。
※内容をしっかり読んでませんでした。(m´・ω・`)m ゴメン…
15分前、
僅かな差でポールはならずで、
そのまま列に加わる。
窓は設けておらず、
これは外からの視線を感じず、
落ち着いた空間で食べてもらいたいと、
あえてそのような造りにしてあるんだとか。
ほーほーほー ( ̄O ̄;)
ドア周りは鉄板を使って縁を造り、
壁は緩く弧を描くようなモルタル仕上げ。
このRがタマラナイじゃないか!
そんなこんなしていると、
鉄板裏のチューブライトが光る。
おりょ?
唯一の看板らしきネオンも灯る。
何を表現してるんだろ?と思うも、
後になって分かった。
麺を啜る顔なんだわね。
なるほどなるほどなるほど。
順番に入店を促されて中へ。
Rの内側部分には棚があり、
そこに店名表記の看板がある。
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【田中の中華そば】
券売機は中央にあり、
順番を待つ間に周囲をキョロキョロ。
店内はカウンターのみで7席を設けていて、
一部は板張りで他はモルタルのグレーの壁、
黒っぽい天井のモノトーン多用の空間で、
照明を含めるとバーのような雰囲気。
積み上げられた麺箱には「麺屋棣鄂」表記。
順番となりての券売機前。
中華そばと貝そばの2種展開で、
本来なら醤油の中華なんだろうけど、
あえての塩の貝そばを選択。
セルフの水を手に、
席に着いて調理を待ちます。
【貝そば】¥850
さてさてさて、
期待高まる一杯の提供です。
白き丼に薄茶色のスープ、
チャーシュー、穂先メンマ、白髪ネギ、
仕上げに三つ葉を置く。
まずはスープをひと口。
あぁぁああ!
うんうんうん!
貝出汁だだだ!
しじみを使っているそうで、
旨みの過ぎ去りし際にふっとそれを感じる。
タレ辺りには節系を使ってるかと思うけど、
それらが深みを与えている。
エンミはしょっぱ過ぎない程度に、
やや強めにハッキリと効いている。
黒コショウも効いていて、
ピリッと輪郭を際立たせている。
これに合わすは麺屋棣鄂(ていがく)の麺。
中太でふすまが見受けられるもので、
加水は高めのもの。
ぷりっとした弾力で、
中心部はグッと強い歯応えを感じるもの。
清湯系にこの太さの麺は、
どうなんだろ?と思ったけど、
意外にこれがしっくりきていて、
あぁ、だから味も強めなんだ!と納得。
あぁ、だから黒コショウも効いてるんだ!
と、こちらは不可解さが生まれてくる。
ちょっと強めなんだな。
貝の旨みを前面に感じたいんだけど、
黒コショウの方が前に前に主張してくる。
ちょっと効かせ過ぎじゃね?
チャーシューは低温調理レア仕上げで、
なんとも嬉しく3枚も入っている。
臭みなく、
しっとりしていて旨みが滲み出てきて、
フチの黒コショウが引き締めている。
これ、イイなぁ〜
でも、この黒コショウもスープに放出され、
中盤からは黒コショウそばといった様相で、
貝の旨みがそれを支えているよな印象。
ビリビリビリと舌を刺激し続けてくる。
美味くはあるので、
スープは飲み干してしまったほどで、
近くにあったならば、
すぐに再訪したくなるほどに、
また食べたい度は高いんだけど、
この黒コショウに関しては、
使い方を抑えた方が良さげには感じた。
同行者の「チャーシュー中華そば」
こちらのスープをひと口もらったけど、
いきなり黒コショウが飛び込んできて、
その旨みがよく分からなかった。
うん、黒コショウ自体は嫌いじゃないし、
むしろ好きではあるけど、
抑えた方がイイと思うな。
もったいないなぁ〜
惹きはあるだけに、
そこんとこはもったいない。
いつか機会があったらば、
再訪してみたい店ではあるけどね。