改めて食べてみたかったんだな。
スープひと口目から、
うわッ!
うめぇーーーッ!
って衝撃はなくて、
あれ?
薄くない?
って思っちゃったし、
それは今回も同様で、
あれ?
薄くない?
って思っちゃったんだけど、
ふた口み口と重ねるごとに、
不思議と次を求めちゃったりしてる。
丸鶏のほわっとした香り、
芳醇で膨らんでくる旨み。
そして魚介系は使ってないようで、
他の「潮」とは違い、
「塩」と表記するみたい。
柔らかなエンミが鶏の旨みを壊さずに、
少しずつ少しずつ、
じんわりじんわりと舌に蓄積させていく。
低加水細麺を合わせてるんだけど、
これもまたひと口目は弱めなんだけど、
ふた口み口と重ねるごとに、
馴染みが深まっていき、
これまた少しずつ少しずつ。
チャーシューは2種。
肩ロースは低温調理のレア仕上げで、
しっとり柔らか。
鶏もも肉は味がしっかり染みたもので、
これはなかなかイケる。
穂先メンマはシャクシャクと、
軽やかなる食感が小気味イイ。
じわじわじわじわじわと引き込まれていき、
またスープと麺に戻りたくなる。
エンミはこの日僅かに欲しくはなったけどね。
ほんの僅か。
ゆっくりゆっくりゆっくりと、
丼を傾けていき、
味わいつつのスープ飲み干し。完スペ。
うん。
退店後、
鶏の余韻が静かに静かに、
でも確実に確実に、
長く長く残る、
不思議な不思議な一杯。
【天草大王の丸鶏拉麺(塩)】¥900
限定が出てて、
気にはなったけど、
やはりこれを食べておきたかったんだよね。
【麺屋 菜花奈】でした。