2024年3月28日閉店。
その報に驚いた。
ただただ驚いた。
とにかく驚いた。
意味不明。
理解不能。
否、拒絶。
年明け早々に悪い冗談かと思いきや、
どうやらリアルみたいで、
驚くと同時に寂しく悲しい気持ちになる。
磐田「ヤマシロ」が閉店目前で、
それを受け止めつつも凹んでいる中、
それに重ねるような閉店情報。
否、移転情報。
凹み重ねで落ち込んだわ。
好きな両店が閉店・移転の違いはあれ、
どちらにしても、
この地から無くなるなんてマヂ凹むわ。
カブロン!
【蔵前家】
昼時の訪問で混雑はしているものの、
そもそも回転は早い方だし、
店主はピリついてゾーンに入っている感で、
厨房から客席、中待ち席を見回して、
スタッフにテキパキと指示を出していて、
おー!
緊張感がヤバいぞ!
中待ちからすぐに促されての券売機前で、
食べるもののボタン位置を確認する。
回転率の違いはあれど、
ヤマシロ閉店フィーバー同様、
行っておけば良かった、
食べておけば良かったなどと、
新規駆け込み客が増えるなど、
今後混雑する可能性もあるし、
閉店までまだ猶予はあるものの、
これが最後のつもりで食べとこう!
そう思っていたので、
ポチリポチリポチリポチリ&ポチリだ!
セルフで水を用意し、
奥で生ニンニクをゲットしておいて、
お好みは“醤油こい、油ふつう、麺かたい”、
「濃い普通硬め。」で頼んで調理待ちだ。
【キャベチャー】¥100
僕にとっては前菜ですよ。
ラーメンに入れる食べ方もあれど、
僕的にはこれを摘まみながら待つのが好き。
ゴマ油の風味香るタレが掛かっていて、
しっかりと混ぜ合わせたら、
シャキシャキパリパリと食べる。
生キャベツの瑞々しき食感から、
噛むと滲み出る甘みと絡むタレ、
細切りチャーシューの相性良く、
受け入れ体制を作る一品でもある。
そう思う。
【ピリ辛ねぎ】¥150
ほぼ同時提供の白ネギ盛り合わせ。
こちらにも細切りチャーシューを合わせ、
ただタレは違っていて、
ラー油ベースのタレってとこで、
混ぜ合わせそのまま食べるのもアリだけど、
後で使う為に控えておく。
後で使う為に混ぜておく。
【ラーメン】¥850+白ねぎ¥100
追加の白ネギをたっぷり載せた一杯で、
家系といったら・・・で、
チャーシュー、ホウレン草、海苔を配す。
ホウレン草を一旦退かせてみると、
おっほ!
これはなかなかだぞ!
醤油は濃い目で頼んだんだけど、
いつになく濃い色をしていて、
それは口にしても間違いなく、
鶏油の甘みある香りから、
豚骨白湯に効いた強い醤油感で、
しょっぱめではあるけど、
旨みが負けていない印象。
あああああ⤴
イイんだよなぁ〜
やっぱ旨いよなぁ〜
工場炊きの借家系、家系系が多い中、
そこに愛はあるんかい?って中、
店舗炊きの自宅(炊く)系のスープで、
そこに愛はあるんです!って言いたくなる。
あああああ⤵
悲しいなぁ〜
切ないよなぁ〜
合わせるは家系御用達「酒井製麺」の麺。
平打ちの短尺麺で、
既にしっかりとスープ色に染まってて、
しょっぱさが強い仕様の麺と成り立つ。
滑らかな肌につるっとした舌触り、
もちっとしつつ硬めの食感で、
濃い味スープに負けない抗い感がイイね。
追加の白ネギが絡み始め、
ザクザク食感に辛み風味の刺激感があり、
濃い味スープに合うんだな。
特に合うんだな。
これは合わせておいた方がイイぞ、うん。
ホウレン草はおひたしだな。
蔵前家のそれはシャキシャキ食感で、
冷凍ではないであろう野菜本来の食感で、
くにゃっと溶けそうな食感悪きものでなく、
添え物というよりは、
一品といった印象を受ける。
良き良き。
ニンニククラッシャーを使うよ。
たっぷり蔵前家を堪能すべく、
色々と変化させて楽しんじゃうよ。
生ニンニクをセットして、
ぐぎぎぎぎぎぎぎぎ
搾り出すのだ。
ポケットに残る繊維質。
残渣とはしないよ。
これを爪楊枝でしこしこ掃除して、
これも一緒に食べちゃうのだ。
SDGsの観点からも大事なのだ。
知らんけど。
おろしよりも風味高く感じるそれは、
ニンニク味にならずに風味として共に生き、
食欲神経を刺激しちゃうんだな。
ピリ辛ねぎを使っちゃうよ。
ジャキジャキとしつつ、
既にタレでしんなり感も出ていて、
麺とも絡みやすくて食べやすい。
歯触りにピリ辛さも加わって、
そりゃもう、タマランチンですよ。
【ライス】¥100
そのまま食べるのもアリだし、
実際にそうしちゃうんだけど、
スープに浸した海苔を合わせてもアリ。
少し量を減らしてスペースを作ったら、
残していたピリ辛ねぎを使い切っちゃうよ。
ピリ辛ネギ丼としてイケちゃうのよ。
これがまたイケるのよ。
マヂでイケるのよ。
ゴハンも食べたくて麺量を抑えたのよ。
少食タカ☆ちゃんは麺量を抑えたのよ。
てなことで、
楽しんで楽しんで楽しんで、
僕だけの蔵前家ワールドに浸り、
もしかしたら最後になるかもしれない、
でもアディショナルタイムは残っていて、
まだまだ楽しめるかもしれない。
そんな想いでもって堪能しての完食でっす。
あああああ⤵
先日テレビを観ていたら、
横浜家系を謳う店が紹介されていたけど、
漂白剤で白くしたような、
真っ白なスープでもって、
想像が出来てしまうクリーミーさ、
化学の応援たっぷりぷりが頭をよぎり、
食べてもないのに気持ち悪くなっちゃった。
旨い家系は今後どこで楽しめばイイのだ?
蔵前家は浜松から無くなる。
移転とは謳ってはいるものの、
“蔵前家としての23年間は・・・”って、
もうその名は無くなるかのような含み文言。
横浜ではどんな名になるのか?
まさか出身先である六角家なのか?
六角家復興なのか?
知らんけど。
どちらにしても2024年3月28日、
浜松から家系【蔵前家】は無くなる。