目的とする店は決めている。
決めているんだけど、
せっかく足を延ばすんですもの、
他の店も攻めてみたかったりする。
そこのエリアであったり、
その道中にも範囲を広げて思案思案。
あれ?
行ってみたい店は多く、
色々チェックはしているんだけど、
ここはいつチェックを入れたかなぁ〜?
有名店であったり、
ウリが何か分かる店だったり、
ちゃんと覚えている店がある一方、
テレビやSNSなどでチラ見した、のかん?
全く記憶に残っていない店もあったり、
ま、でも何か引っ掛かったんだろうなぁ〜
こういう機会に攻めてみたくあるなぁ〜
そういう機会を活かさきゃ!だよなぁ〜
改めて調べてみると、
あれ?
ラーメンに関する情報は少なく、
え?カツ丼?
カツ丼が有名らしく、
中には世界一とか日本一とか評す方もいて、
そちらも気になっちゃうなぁ〜
あああああ
どちらにすべきかなぁ〜?
まぁ、それはそれとて、
とにかく行ってみることですよね。
行ってみなきゃ分かりませんもの。
バットを振らなきゃ当たりませんもの。
と
向かったのは神奈川県は湯河原町の公園。
無料もあるみたいだけど、
1台だけみたいだし、
先客居るでしょうから諦めて、
有料駐車場に停めて徒歩徒歩徒歩。
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【万葉公園】
新しく整備された公園のようで、
足湯があったり、
フリースペースがあったり、
あ、そうそう、滝もあるの。
ちょいと暑さが増していたんだけど、
トンネルを抜けた先にあったのは滝。
その落ちる音が心地良かったんだけど、
それよりもそこから発生する冷気がヨシ!
涼しいのよ。
マイナスイオンの冷気がイイのよ。
しかもその奥にももうひとつの滝。
ダブルイオンで癒されたのよ。
で
目的地はまた別に。
神奈川県から徒歩徒歩徒歩で、
静岡県に越境。
県境の熱海市に目的たる店はあるの。
そうなの。
ナビを頼りに歩いていくも、
店がありそうなエリアからは外れていき、
住宅地に入っていく。
え?
こんな場所に?
らしき雰囲気は全く感じられず、
疑いすら持ち始めた頃に暖簾発見!
いや、暖簾じゃないのか?
いや、暖簾だ!
元々は赤かったであろうそれは、
朱色に褪せ、
いや、もっと褪せた僅かに赤を感じる布で、
半分くらいに破れてしまっている。
店名も知ってるからこそ読めるけど、
そうでなかったら読めないかもだし、
そもそもここを店と認識せないかも。
【王ちゃん】
ワンチャンを活かしてのハツホーです。
ガラス戸で中は見えるんだけど、
入るにはちょいと勇気が居るなぁ〜
恐る恐る戸を開けると、
カウンターは厨房を仕切る形で斜めってて、
6席ほどあり、
厨房自体は三角スペースとなっている。
奥には小上がりが見えていて、
テーブル1脚が置かれている。
どこかからかテレビの音が聞こえる。
店主は高齢の大先輩といった感で、
声が上手く出ない様子。
何か音を発していたので見ると、
ジェスチャーで何か伝えようとしてくる。
あ!
手指消毒ね。
シュッ!すりすり。
あ、水は冷蔵庫にあるのね。
グラスはその横か。
麦茶かな?
注いで席に着きます。
メニューはこちら。
“世界一”とも評されるカツ丼が気になるも、
やっぱラーメンだよなぁ〜
餃子を頼もうかと迷ったけど、
ワンタンメンあたりを攻めてみようかな。
と、注文。
前客2人への提供が終わった頃、
僕の一杯の調理が始まる。待つよ。
【ワンタンメン】¥950
ネギがたっぷりですねぇ〜
白ネギがわんさかと盛られています。
醤油感あるスープに泳ぐ麺、
ネギ下に隠れちゃってるけど、
チャーシュー、メンマを配していて、
肝心のワンタンは麺に紛れ込んでいて、
潜んじゃっていて目立たず。
まずはスープをひと口。
おほ!
こりゃこりゃこりゃ!
豚らしき動物感に煮干かな?
魚介の旨みをプラスした出汁に、
丸みある醤油を合わせているんだけど、
その感じが実にイイ。
ノス系だとかボサ系だとか、
それだけをありがたがる人って居て、
味は二の次であったり、
こういう店はコショウが合う、などと、
訳分からんことを宣うYouTuberが居るも、
これは味で惹かれる。
旨いじゃないか。
麺はどうなんだろ?
引き出してみると、
合わせているのは多加水縮れ平打ち麺。
滑らかな肌で結構縮れが強いもので、
これが唇、舌をくすぐってきて、
柔らかいという感想を見たけど、
そんなことはなく、
ぷりっとした弾力、
むにっとした歯応えがあって、
スープとの相性は悪くない。
これは楽しい。
そんでもって白ネギの存在感が高い。
ざくざくとした歯触りはもちろん、
辛み、風味で絡んでくるんだけど、
それが意外にアクセントでイイ感じに働く。
白ネギは合っているんだわ。
チャーシューはバラ肉。
見た目が濃い色をしていて、
口にしても同様で、
醤油がしっかりよく染みていて、
噛み締め感もあって、
そこから脂の甘みと共に滲み出てきて、
このチャーシューはイイ感じ。
メンマはぽりぽり。
ワンタンは全部で5枚くらいだったかな。
これがまたスゴイ!
ちゅるんとした皮で、
特に印象に残る感じでないかな?と思うも、
ぶわぁッ!
ニンニクの香りが弾けてくるのだ。
餃子と共有の餡なのか、
ニンニクが強く主張する餡で、
その意外性にオドロキ。
ぷるんとした食感で、
皮が喉をくすぐりながら吸い込まれていく。
ワンタンメンにして正解だったわ。
そう、そんなことでもっての食べ進みで、
その後の予定もあったので、
スープの飲み干しは止めたけど、
これはなかなか惹かれる一杯でしたわ。
カツ丼もきっと惹かれるんだろうなぁ〜
隣客はラーメンとカツ丼を頼んでいたので、
そんな組み合わせでも楽しめそう。
ま、近いエリアではないので、
他も楽しみたいので、
チャレンジは厳しいでしょうが、
興味はあるかなぁ〜
ま、ま、ま、
どちらにしても隠れた名店発見!って感で、
また訪れてみたい店でした。
うん、また寄ってみたいな。
( ̄▽ ̄)b