伊良湖へ向かう東海岸通りは菜の花満開で、
春を満喫ぅぅぅううッ！

伊良湖手前２ｋｍほどの広い駐車場からは、
「日出の石門（ひいのせきもん）」へ。

波の侵食で洞窟のように穴が開いていて、
日の出はキレイなんだとか。

日中でも記念写真を撮る方々が居たり。

で

そこの駐車場にあるのが、

【地産地消創作中国料理 日出丸(ひいまる)】

ひでまるじゃなくて、“ひいまる”ね。

ちなみにこの辺りは、
田原市日出町（ひいちょう）なんだとか。

名物・大あさりの表記の他に、
麻婆豆腐やラーメンの文字も並びます。

ドアにもラーメンなどの案内が。

店内は左に広い厨房があり、
右にテーブル、
奥に小上がりなどもあります。

メニューはこちら。

一流ホテルでの経験を持つシェフが、
地元食材を使っての料理を提供するそうで、
メニューを見てもそれが分かります。
てか、厨房にはひとりしか居ないけど、
割と若いシェフなのよね。

大あさりを使った麻婆豆腐にラーメンと、
そちらも気にはなるんだけれど、
ちょいとお高めな気はするので、
ご当地ラーメンを謳う一杯にしよっと。

【伊良湖ラーメン・醤油】￥700

醤油と塩が選択出来るけど、
上位にしていた醤油にしてみました。

焦がし葱油を使ってるとのことで、
スープ表面にはギラつく油玉が浮かびます。
見るからにオイリー。

トッピングに配されるのは、
チャーシュー、味玉、ホウレン草、青ネギ。

スープをひと口。

うん？

葱油と謳ってはいるんだけど、
ネギが前面という感じではないな。
八角を使ってると思うんだけど、
その香りの方が主張している。
円やかは確かにそうで、
オイリーにスープを包み込むような感じ。

ベースは豚と鶏のガラを使う動物系に、
干し貝柱の魚介系を合わせたＷスープで、
そこに中国たまり醤油を合わせてるとか。

エンミ高くはないけど、
味を強めに効かせていて、
そこに葱油、てか八角油が効いていて、
前に押し出してくる感じが面白い。

合わせるは加水高めの細麺。
プリッとした弾力があり、
歯を入れるとグッと強めの抵抗感で、
スープに負けない力強さを感じる。
なかなかに面白い。

チャーシューは巻きバラタイプで、
２枚入っている。
スープと絡む特製チャーシューと謳うも、
弾力があるよなものでなく、
しっとりとしたものでもなく、
ボソッと力のない歯応えで、
これはいささか迫力がなく、
スープに負けていると思う。
ホウレン草は柔らかで、
特に存在感なく、
地産地消を謳うならば、
この地域ならば、
キャベツとかの方が有名じゃないかしら？

ご当地を謳う割には、
特別に目立つものを使うなどの印象はなく、
他地域のものと差別化されてる感はない。
伊良湖なら、
やはり大あさりは必須でしょうし、
キャベツもそうだね、
あと時期的なものはあるけど菜の花とか、
もっと連想させる要素が入ってても良さげ。

と、僕は思う。

とはいえ、
観光地の一杯としては、
ちょっと他とは違うスタイルと思うので、
面白い存在の店だという印象は受ける。

ただ気軽に食べられる雰囲気ではなく、
そのスタイルが受け入れられてるのか、
地元で受け入れられているのか、
疑問は正直感じるなぁ〜

こちらにまた来る機会があったら、
寄ってみたくはあるけどね。