ずっと注視、チェックしてるエリアでなく、
普段行かないようなエリアってなると、
とりあえず評価ポイントの高い店、
コメントを調べてみたりするけど、
それでも的はなかなか絞ることは難しく、
写真を見比べてはみるけれど、
評価高の店ってどれも似たような表情で、
そりゃ、食べたら美味しいんだろうけど、
五感のひとつ、視覚からしてそそられず、
惹かれることも少なくなってきた気がする。
さて、どうしたものか?
ここはどうだ?
スープ真っ黒で、
ん?
高井田系?
それは何ですか?
まぁ、詳しいことは知らんでも、
食べてみたら分かるでしょ、きっと。
ナビを頼りに歩いて行くんだけど、
え?
こんなとこにありますのん?
メインであろう通りからは外れ、
細い道に進んじゃって、
店があるようには感じない。
ホントにホントにホントにありますのん?
あぁッ!
あった!
あった!
ありましたぞん!
黒い外観はパッと見、それと分からず、
“麺屋”の文字に救われたような気がするわ。
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【麺屋 丈六(じょうろく)】
昼営業終了間際のギリギリで、
まだ暖簾は掛かってる。
まだ営業中の札は掛かってる。
で
恐る恐るのドアを開けてみると、
まだ受け入れてくれたので安堵&安堵。
促された席に着き、
メニューを眺めます。
さてさてさて、
何にすべきだ?
塩や煮干もあるけれど、
ここは“東大阪高井田風”を謳う一杯だろな。
きっとそうだな。
注文しての調理待ち。
【中華そば(並)】¥900
これはこれは濃い色をしたスープですなぁ〜
白き丼に対比する赤黒きスープに驚き、
え?
これってチャーシュー麺じゃないよな?
全面的に広がるチャーシューに驚く。
メンマにざくっと切られた青ネギが置かれ、
仕上げに黒コショウが振られている一杯。
まずは気になるスープをひと口。
おっと!
醤油強いですな。
予想通りですな。
酸味の強い醤油感に、
スープは何だろな?
鶏だと思うんだけど、
豚のようなものも感じたりで、
てか、ちょっとケモノ臭というか、
ワイルドな感じがあって、
それを醤油が引き立て、
引き立てられている感じなんだけど、
個性的なる印象はありつつも、
気になってしまうきらいもあって、
この臭いは抑えた方が僕は好きかな。
合わせるは中太麺。
滑らかな肌をしていて、
粘りが強めのもっちもちで、
黒く染まっていることからも分かるように、
スープの馴染みは良くて一体感は高し。
青ネギのザクザクとした食感、
そして青き香りが変化を付けてきて、
ケモノ感を一瞬紛らわせてくれる。
チャーシューは豚もも肉。
煮豚でありながらもしっとりとしていて、
こちらは血生臭みや酸化臭はなく、
噛み締め感があって、
このチャーシューは旨い。
しかもチャーシュー麺でなく、
ノーマルの並であるんだけど、
これだけ枚数があるのでワクワクさせる。
メンマはコリコリ。
昼営業終了直前の飛び込みだったので、
他客は食べ終えて退店していったので、
僕ひとりぼっちのプレッシャーに抗えず、
急いで食べ進めてのフィニッシュ。
カウンター上であったり、
壁にはサインがぎっしりと飾られていて、
あ!
はんつ遠藤さんのサインもある!
一緒に呑んだことがあるので、
ちょっと親しみは増したわ。
あらま!
後で調べてみると、
食べログ百名店に入っているのね。
あら、そうなのね。
急に探して気になった店ながら、
なかなか良かった印象で、
でも、ケモノ感は気になるところで、
余韻としてもクセになるアクセントは残り、
でもギリ嫌なクセでもあるなぁ〜
記憶には残るっちゃあ残るかな。
うん、そんな印象でした。