どのラーメン店も応援している。
基本的にはどこも応援している。
僕を嫌いな店もあって、
露骨な態度をされたりすると、
それに対しては抗いたくはなるものの、
基本的にはどこも応援している。
ラーメンを作るのって大変だもの。
蛇口をひねればスープが出てくるでないし、
その作り方も様々な苦労をしてる、と思う。
麺をちゃちゃっと茹でて、
スープに合わせて、
トッピングをちょちょい・・・なんて、
簡単なものではない。
ラーメンの食べ歩きをすると、
分かってくることもあるし、
もちろん分からないことだらけだし、
分からないことが増えていくし、で、
そこが面白い。
そんだけエラソーなことを書くんだから、
オメェが作ってみろよ！
なんてことを書かれたりもするけど、
バカじゃねーの？
あたしゃ、食べる専門でございますのよ。
コロナ禍で広まった冷凍だって、
あたしゃ手を出していないの。
作り手の技術で提供される一杯が好きなの。
そうなの。
旨い一杯を作っておくれ❤
T・K・C・君 ❤
(￣▽￣) ふ
【ラーメン こころ】
足を運んだのは【ラーメンこころ】
注目したい店のひとつであるんだなぁ〜
今回は旨い一杯を食べさせてくれるかしら？
ドアを開けると真正面は厨房、
そしてストレートカウンターのみ。
7時からの朝ラー営業なので、
上手くすると、
谷間の時間帯にタイミング良く入れる。
この日はスムース入店での券売機前。
前回訪問時にTKC店主が言うことにゃ、
「鰆の漬け丼」を食べて欲しかった。と。
時季の関係でサワラは無くも、
違う魚のそれはあるかなと思うも、
それも含めて限定は静か。
後で訊くと、
市場がお休みだったということで、
提供はなかったみたい。
そちらはまたいづれかの機会に。
(-_★) ｷﾗｰﾝ
今回は“かけ”に賭けてみよう。
ポチリ&ポチリ。
食券を渡すと、
プチバトル的な会話が始める。
「“かけ”は何にしますか？」
「あ、何がおいしいですかね？
初めて来たもんで・・・」
「塩か醤油・・・ですかね？」
「あ、じゃあ、あら炊きの塩で。」
「水はあちらにあります。」
「あ、そうなんスね、初めて来たもんで。」
「・・・(苦笑)」
調理を始める為か、
矛先をかわす為か、
席に着こうとする僕に店主ひと言。
「タカ☆さん、タカワンさん・・・」
手の先を見ると隣にはタカワン。
「あ！言っちゃった！
黙っていて驚かそうと思ったのにぃ〜」
「いや、言われても驚くわ！」
もう食べ終えて帰る寸前での遭遇に、
フードを深く被り込んで企んでいたけど、
バラされたので残念顔をしている。
タカワンや
ああタカワンや
タカワンや
「セルフチャーシュー丼やったの？」
「あ、忘れた！」
食べ終わりの器を見て訊いてみたんだけど、
忘れてしまったらしい。ケ。
「いつもの3倍くらいアクセスがあって、
おかしいな〜って思ってたら
タカ☆さんが書いてるんだもん。」
たまにブログへ飛ぶようにしておいたけど、
そうこうしたことで奏効したみたい。
タカワンブログ ➡ https://ameblo.jp/takawang/
「アバンティ」JAKEのように、
そんな会話を聞き耳する店主がニタニタ。
矛先を戻すよ。
「今日は787が休みだもんで来ました。」
「あー、そっすよね！
お客さんに結構突っ込まれるんスよ。」
この日は787が臨休だったのよ。
そんなきっかけもイイじゃない？
思い出す店もあれば、
思い出さない店もあるんだから、ね？
すぐさま思い出しましたよ。
「オイシイラーメンナラココロダネ。」
ココロ無き棒読みの言葉掛けを企むも、
たまには、とココロに仕舞っておこう。
たまには、ね？
【かけラーメン（あら炊きだし 塩）】￥650
ギラついてますよ。
青磁の丼に注がれたスープはギラギラと、
油による反射を見せてますよ。
そこには丁寧に折り畳まれた麺、
“かけ”ではあるけど、
彩り的に刻み玉ねぎ、ぶぶあられを置く。
そそられますなぁ〜
ってなことで、
まずはスープをひと口啜ると、
アツアツな攻撃からの入りで、
魚介の複雑なる旨みが膨らんでくる。
塩は効いているんだけど、
ツンツン尖ったものでなくの上手い塩梅で、
魚の旨みを殺さずに上手く活かし、
コク深く膨らみある旨みを作り出していて、
その香りがふっと鼻をくすぐり抜けていく。
イイなぁ〜
最初に食べた頃も良かったけど、
それ以上にまとまって旨い。
こりゃ、イイぞ。
ぶぶあられは見た目はイイんだけど、
その味わいに集中したいのに、
嫉妬するように邪魔してくるのは残念。
合わせるは低加水細麺。
スープをしっかりと馴染ませてきて、
ぱつしこな歯応えで応える。
スープに負けない存在感がイイな。
ぶぶあられはもちろんのこと、
刻み玉ねぎも絡み始めると、
シャキシャキと瑞々しい食感で変化付け。
うん、イイな。
今回はトッピング無しの“かけ”したので、
温められて提供されるチャーシューなど、
別皿トッピングの冷めを気にすることなく、
スープと麺だけの世界観をじっくり楽しめ、
しっかりと味わうことが出来て良かったわ。
まぁ、魚介が主張する一杯に対し、
今だに豚チャーにメンマって、
凡庸トッピングで面白みを失うよりも、
スープの出来が良かったので、
“かけ”が正解だったかもだなぁ〜
(￣▽￣) ﾅﾆｶﾓﾝﾀﾞｲﾃﾞﾓ?
【茶漬け飯】￥150
スープを楽しみながら食べたので、
残る量が少なめになっていたけど、
ちゃんと茶漬け用には残しておいたのだよ。
スープを注ぎ入れて、
茶漬け風にしちゃうのだよ。
ゴハンとのバランスからすると、
さらさらさらっとかき込めるほどでなく、
ま、ま、ま、
雑炊風な感は否めずも、
ゴハンにスープがしっかり染み込んで旨い。
旨いのだよ。
うん、旨い。
ラーメンとしては丁度良かったんだけど、
茶漬け風にすると、
僅かに物足りなさがある。
もうひと押し欲しい感があって、
塩をパラパラか、
醤油をちょんちょん。
卓上にそれらは無く、
有るはコショウ、一味唐辛子、黒煎り七味。
ん〜ん
黒煎り七味があるってことは、
きっと合うから置いてあるんだよな？
僕は意図して使ったことあったっけ？
お試しでちょいと使ってみようかな？
と、ちょんのひと振りしてみると、
うわッ！
合うッ！
辛さは強いものでなく、
それよりも山椒の香りがなかなか具合イイ！
更に多めに振り入れてみると、
抜群に合う。
そんな気がする。
これは発見だな。
イイ感じだったぞ。
ってなことで完食。
僅かに残るスープも味わって、
ゆっくり飲み干しての完スペフィニッシュ。
うん、良かった！
「どうです？」
TKC店主が恐る恐る訊いてくる。
「美味しかった！」って、
素直に言うのは容易いし、
実際にそう思ったんだけど、
意外とその言葉をホントだと思ってくれず、
疑いの眼差しで見つめられる。
ちょっとひねって追いコメントしてみよう。
「いや、ホント美味しいよ。
白湯より美味しかったよ。」
そう言うと、
苦笑しつつも、
「改良したので良くなってると思います。」
挑戦的な言葉で抗ってくる。
ほぉほぉほぉ
それは実に面白い。
(￣◇￣;)
気が向いたらそちらもまた食べてみよう。
が
このあら炊き塩も好きなんだよなぁ〜
次は何を食べよう？
醤油に挑んでみるか？
白湯か？
三種煮干か？
また美味しい一杯が食べられること、
楽しみにしておりますのよ。
オイシイラーメンナラココロダネ。
(￣▽￣) ほほほほほ