不思議なラーメンがあって、
煮干を使うものなので、
何を今更ではあるんだけど、
その旨みの出し方が他では見られず、
ま、僕が知らないだけなんだけど、
不思議な魅力の煮干なの。
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【中華ソバ 藤むら】
7時からの営業開始で、
朝ラーの時間帯しか提供しないラーメンで、
派手ではなく、
地味だけど滋味なラーメンで、
なんかまた食べたくなっちゃったの。
店内はカウンター、テーブルがあり、
朝の時間帯ながら賑わっていて、
席に座る前に右にある券売機に向かう。
食べるものはキマッテル!!!!
慌てず騒がずゆっくりと、ポチリ。
セルフで水を用意しての調理待ち。
【あっさり煮干し中華ソバ】¥800
本当にあっさり。
淡くてあっさり。
あぁ〜、煮干うまぁぁぁ〜い❤
って最初から分かるような感じではなく、
香味油で香りとインパクトを出すでなく、
スープをひと口ふた口み口・・・と重ねて、
少しずつ少しずつ、
徐々に徐々にそれを掴みかけてくるような、
じんわりじんわりな煮干といったところ。
加水高めの自家製麺を合わせていて、
ノビてね?
初めて口にするとそう思うかもしれない、
そんな柔らかな茹で上がりの麺で、
びょ〜ん
引っ張っても切れない弾力のあるものなの。
そうなの。
スープをしっかりと抱え込み、
旨みをじんわりじんわり伝えてくる。
笹切りされた青ネギが絡んでくると、
その青き香りが主張するんだけど、
スープに残るビターな苦みと調和する感じ。
チャーシューは柔らかながら、
しっとり噛み応えがあって、
酸化臭やら血生臭みがなくて良き良き。
メンマはコリコリ。
少しずつ少しずつ、
徐々に徐々に、
じんわりじんわり煮干の旨みが蓄積で、
香味油ガッツリじゃないし、
味付けビシバシじゃないし、
派手なものではないんだけど、
もうひと口もうひと口って欲し、
ゆっくりと飲み干し完スペフィニッシュ。
静かな静かな入りでもって、
少しずつ徐々にじんわり沁み入ってきて、
ボレロの曲のように高まりを魅せ、
あぁ、なんか知らないけど旨かったぁ〜
そういう風に感じる朝ラー限定の煮干。
朝ラーだけしか食べられない煮干だお。