狙えそうだな。
狙えそうなら狙っちゃいたいね。
朝ラーの時間帯で、
朝ラーの時間帯だけしか食べられない一杯。
他は色々食べているんだけど、
それは1年以上食べてないな。
食べたくなってきたな。
食べたくなったら食べちゃいたいね。
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【中華ソバ 藤むら】
朝ラーの時間帯。
静かな店内。
カウンター6席、
テーブル4席×2脚ある店内は静かで、
「いらっしゃいませぇ⤴︎」
しゃくり上げるような店主の挨拶を聞き、
右振り返り部の券売機前へ。
ボタン位置を確認し、
間違えないように静かにポチリ。
セルフで水を用意しての着席で、
食券を渡して静かに調理待ち。
【あっさり煮干し中華ソバ】¥800
凛とした一杯。
トッピングわちゃわちゃと、
賑やかな表情ではなくて、
チャーシュー、メンマ、青ネギと、
絞った構成で乱さず崩さず暴れさせず、
丁寧に丁寧に盛られたのが分かり、
静かな表情ではあるんだけど、
そこに秘めた自信が隠れているような、
そんな凛とした表情に真摯に向き合おう。
まずはスープをひと口。
表情もそうなんだけど、
味わいもまた静かな第一印象。
うんめぇぇぇぇぇッ!
ひと口目ではそれは感じず。
あっさりしていながらビター感があって、
出汁感にしても、
味付けにしても弱く感じるほどで、
ひと口目からのインパクトは無く、
うんめぇぇぇぇぇッ!とはならない。
ふた口み口と重ねてもならず、
よ口いつ口と重ねてもならず、
無口になるばかり。
麺を引き出してみると、
現れたるは加水高めの自家製細麺。
滑らかな肌をしていて、
もちっとした歯応えがあって、
啜り上げは良さげなんだけど、
長めではあるのでほぐしてやらないと、
ちょいと絡み気味。
青ネギは笹切りされたもので、
青き香りを放って絡んでくる。
チャーシューは大判で、
しっとりとした歯応えがある。
メンマはコリポキと、
小気味イイ軽い食感がイイ。
メンマがイイんだよな。
裏メニュー「メンマごはん」復活キボンヌ。
そんなこんなで食べ進めていると、
じんわりじんわりと旨みが蓄積し、
麺への馴染みも増していき、
知らず知らずにハマっていくような感覚。
実際にそんな感覚なのよ。
そうなのよ。
スープは残したくなく、
ゆっくりと丼を傾けて、
完全スープペロリの完スペフィニッシュ。
インパクトは無い。
インパクトは無いんだけど、
口の中にほわほわほわと残るものがあって、
残る余韻があって、
それがいつまでも残っていて、
また食べてみたいって思わせるの。
不思議な魅力のある一杯で、
不思議な魅力のある煮干ラーメンなの。
そうなの。
完スペまでを含めて楽しむべき一杯で、
じんわりじんわりじんわりと、
緩い勾配でゆっくりとアガってくる一杯で、
不思議とまた食べたく思えちゃうの。
そういう一杯なの。
7〜10時くらいまで、
朝ラーの時間帯のみで食べられる一杯なので、
是非これは食べてみてもらいたい一杯なの。
そういうことなのなの。
(*´꒳`*) ムフフ