忍者はそこには居ない。
忍者はここに居る。
見た目の黒さから、
醤油が濃い、しょっぱそうな印象があるも、
見た目で判断してはいけない、と、
今は無き蒲郡「きくや飯店」で教わった。
平日昼営業のみの超ハードル高しな店で、
連日老若男女で賑わっていたんだけど、
惜しまれつつも閉店。
その味が好きだったので凹んだけど、
あれ?
なんか似たような味だなぁ〜
そう思ったのは、
まだ食べ歩き間もない頃に食べた「小六」
あああああ、懐かしき懐かしき。
なんやかんやでもって、
2024年12月現在、
今や総帥とも呼ばれる忍者系の祖は、
こちらに居る。
【時代麺房 ライオン】
「何?タカ☆ちゃん荒野行った?」
「へ?何で知ってるんスか?」
「ちょっと聞いた。」
総帥がすだれの隙間から声を掛けてくるも、
記事はまだアップしていない時で、
誰かに言った記憶もなくあたふた焦る。
秘かに情報収集する隠密が居たのか?
どこに忍ばせていたのか?
忍者・・・恐るべし💦
「◎$♪×△¥●&?#$!」
「なるほどねぇ〜」
素直な感想を伝えると、
納得したように、
何事もなかったかのように調理に戻ってく。
忍者・・・恐るべし💦
この日は開店間もない頃の到着だったけど、
既に外待ちも出来ていて、
ちょうど駐車する車がいたりしたので、
初の第2駐車場を利用。
店舗裏の道を進み、
アパートを曲がったその裏、
6〜10が利用可。
店の周りはすぐ埋まることが多いので、
こちらも利用することをオススメ。
名前を書いての外待ちを経て、
順番になるとスタッフから促され券売機前。
まぁ、僕は基本的にほぼほぼ支那そばで、
同じ系統のワンタンメンをイっちゃう。
希少ハラミ丼もあったのでイっちゃう。
ポチリ&ポチリ。
【ワンタンメン】¥900
はい、どんッ!
支那そば+ワンタンですぞ。
たまにワンタンをプラスすると、
プチ贅沢でちょっぴりリッチな気持ちに。
オレンジフチの金色雷紋に黒々スープ、
麺は見えずでワンタン、チャーシュー、
メンマ、青ネギをトッピングで、
食べずともその表情にワクワクしちゃう。
先入観アリアリではあるんだけど、
食べずともその表情にワクワクしちゃう。
スープをひと口。
はい、正解。
しょっぱくはありません。
見た目のそれは感じずで、
ほんのりとした甘みがあって角は丸く、
醤油は深みがあって、
今回はじんわり型のスープ。
滋味で味わい深くあるのよね。
ふた口み口と重ねてしまうのよ、そりゃ。
合わせるは自家製の細麺。
SUSURU君が座った席の後ろが製麺室で、
忍法隠れ身の術の回転扉だったはずが、
引き戸に変わってたのね。
知らんかったわ。
スープをしっかり馴染ませて黒く染まり、
一体感高くしっくりと食べさせる。
青ネギの絡みもイイですぞ。
チャーシューは豚バラ肉メインで、
ぷりっとした弾力、
脂身の甘さが感じられるもの。
スープとの相性がイイのは当然のこと。
メンマはポキポキ。
ワンタンはにゅるんとした皮が入ってきて、
その中に餡が仕込まれているんだけど、
結構ニラが強めに主張してる。
これもまた面白くあるんだな。
途中で味変をしたくなる。
このままでも楽しめるんだけど、
白コショウが合うのよね。
きくや飯店でもそうやって食べてた。
実にこれが合うので、
途中でお試しあれ、ってとこ。
【ハラミ丼】¥400
提供があるならば食べておきたいハラミ丼。
強い弾力のあるハラミは、
噛み締めるごとに脂の旨みが滲み出て、
ニンニクの効いた甘ダレと相まって、
箸が済むんだわね。
刻み玉ねぎが食感に変化を与え、
これもまた悪くはなく、
ゴハンと共に頬張りたくなるんだわね。
物足りない味付けではないので、
スープを注がずとも食べられる。
モチのロン当たり前だの長州顔面蹴りだね。
はい、そんな感じでもっての完食ですよ。
そりゃ、そうですよ。
「ごちそうさまでした。」
総帥に挨拶をしての退店。
う〜ん、総帥が作るから美味しいでなく、
そこに想いが入っているように感じるし、
それは味に出ちゃうと思うので、
それを感じるがゆえに美味しいのよ。
そういうことなのよ、きっと。
また食べたくなるのは必須なのよ。
そりゃ、そうなのよ。