頭の中は餡掛け。
寒くなると、
いや、寒くなくてもだけど、
餡掛けが恋しいことがある。
餡掛けを欲することがある。
今回はそんなモード突入で、
思い浮かべるは雄踏町のあの店。
イオンモール志都呂近くのエリアで、
初めてだとナビ必須だし、
そうでなくとも必須だし、
ちょいと分かりづらい場所にあるものの、
惹かれるものがある店なんだよね。
【はなや】
花屋ではありません。
花は売っていません。
道路看板には“お食事”と書かれているけど、
メニューを見ると中華料理店なんだよね。
ハツホーは驚いた覚えがあるもん。
てなことで入店。
テーブル4脚と奥には座敷がある。
メニューはこちら。
麺とゴハンもののランチもあるけど、
ラーメンは甘くて苦手なので、
ここでは餡掛けを食べることがほとんど。
今回もそれを求めて来たのだ。
そうなのだ。
「海鮮ラーメン」が好きなんだけど、
その割合が多過ぎではあるし、
今回は大口で頬張りモードでもあったので、
カタヤキソバをイっちゃうよ。
【五目あんかけ焼きそば(大盛り)】¥950+100
でろ〜ん!
でろでろ〜ん!
皿いっぱいに広がる餡がでろでろ〜ん!
フチギリまで広がっています。
てりてり餡が広がっています。
白菜、玉ねぎ、ニンジン、小松菜、
たけのこ、ヤングコーン、キクラゲ、
マッシュルーム、豚肉、エビ、イカ、
うずらの玉子など多くの具材が入る餡は、
トロミを強めに効かせていて、
それが麺に掛けられているもんだから、
でろでろゴツゴツな溶岩の様相。
麺を引き出してみると、
現れたるは細麺。
焼きそばは焼きそばでもカタヤキソバね。
肌は揚げによるぷつぷつザラザラ感があり、
ガリッ、コリッとした硬めの食感から、
湿気た煎餅のようなギシギシと、
軋むような食感まで多彩な触感があり、
そこにゴマ油を効かす強いトロミの醤油餡。
熱キープ力が強く、
まとまらない麺に絡むもんだから、
唇の端などに当たると熱い。
アツアツハフハフの熱攻撃と、
暴れ麺をムリクリまとめて口に押し込み、
そのザラつき肌が唇を擦る攻撃と、
口腔内への突き刺し攻撃と、
格闘しながら食べ進める。
大人しく食べさせてくれないのだ。
抗いを見せる麺と格闘しつつ食べ進めると、
その麺は次第にしんなりと、
優しさも見せるようになり、
箸にも絡みやすく、
温度低下によって具材も引き立ち始め、
大盛りにしたことで食べ応えもあって、
大口で頬張っちゃうの。
そうなの。
細かい麺はレンゲは無いので拾いにくいも、
箸で摘まめる限界に挑戦しつつ、
モチのロンで完食フィニッシュ。
モチのロンでまた食べに行く店。