家系超有名店の記事へのコメントだったり、
他からもいただいた情報だったり、
単に見かけた情報だったり、
その店名は知っていた。
千葉県へ行ってみよう!ってなった時、
候補の店を探す中、
あ、千葉県の店だったんだぁ〜
店名を知ってはいても、
その場所までは知らなかったりで、
あーーーー
地理的には離れてはいるけど、
狙えないエリアではないなぁ〜
まぁ、なんとかなりそうだなぁ〜
漠然とした構想の中に組み込めそうだなぁ〜
そういう機会って活かすべきじゃない?
そういう機会って楽しむべきじゃない?
もっと!
もっと!
もっと!
もっと!
もっと!
もっと!
もっと!
もっと!
もっと!
もっとーーーーー!
楽しもうぜーーー!
開店シャッターを目指して向かい、
30分ほど前に到着。
旨い一杯を楽しめるんか?
そこに愛はあるんか?
おぅ、どうや?
この記事を流し読み
【王道家 柏店】
隣り合う砕石駐車場では水撒き最中で、
「おはようございます。」
車から降りるとスタッフが元気良く挨拶。
前日に客を見ても挨拶ない店に行ったので、
ごく普通のことだとは思うけど、
よりそれが際立って感じられる。
気持ちがイイね。
千葉三大ラーメンのひとつに認定しよう。
うん、そんな気分にもなる。
店頭には既に外待ちの列が出来ていて、
店内を覗いてみると中待ちも居る。
列の最後尾に着いたんだけど、
「おはようございます。」
横を通り過ぎるスタッフも同様に挨拶。
気持ちがイイね。
後で知ったんだけど、
そのスタースタッフは誕生日だったようで、
「○○ちゃん、おめでとう!」
列の後客がプレゼントを渡していたけど、
媚び売るような馴れ馴れしさで、
これ見よがしの常連アピールにさえ思え、
ラーメンを目的とするのではなく、
ラーメンを手段とし、
友達や顔見知りを増やしたいんだろなぁ〜
そう思えたりする。
側から見るとキモいな。
僕はただのラーメン好き。
反面教師として捉え、
僕は気をつけなきゃだわ。
11時開店。
厨房を囲むコの字型カウンター17席ほど、
他にテーブル1脚があるようで、
食券を手にすると、
奥から順番に詰めて埋まっていく。
さてさてさて、
順次進んでいって、
店内のイイ香りにニヤけつつの券売機前。
色々とあって、
左上にはネギが来ているものの、
ハツホーだし、
基本的な一杯にすべきでしょう。
ポチリ。
お好みを訊かれるので、
“麺ふつうめ、味ふつうめ、油ふつうめ”
オールふつうめでお願いしての調理待ち。
厨房にはスタッフが5名ほど居て、
店名の入る白Tを白ズボンにインで、
ねじり鉢巻に大きな声出しで、
統率の取れた元気の良さを感じる。
気持ちの良さと共に、
気持ちが高揚していくんだな。
ワクワクだぞ。
【ラーメン】¥750
濃いなぁ〜
その表情が濃ゆいなぁ〜
と、そんな印象の一杯は、
フチに金のラインが入る白き丼で、
スープに隠れているんだけど、
正面に店名が入っているんだろな、きっと。
濃い醤油色のスープに厚めの鶏油の層、
海苔3枚を大きく広げ並べられていて、
その上にチャーシュー、ホウレン草と、
ばっちり家系の表情をしている。
チャーシュー・・・気になる色だな。
ま、ま、ま、
それはそれとて、
ともかくその味が気になる。
名前は知られていての有名店であっても、
それゆえの良さであったり、
それゆえの悪さであったり、
色々考えることがあったり、
家系も同様に色々と考えさせられたり、と、
そんなことを思ったりもしているけど、
こちらの家系はどんな感じなのかしらん?
その表層の油を散らすように、
ちゃぷちゃぷしてスープをひと口。
あ!
アツアツな熱攻撃からの入りで、
うわ!
結構しょっぱめだぞ!
醤油ふつうめでお願いしたけど、
結構しょっぱめだぞ!
家系ゆえなのか?
関東ゆえなのか?
王道家ゆえなのか?
結構しょっぱめの“味ふつうめ”で、
でも負けていない乳化豚骨。
舌をとろんと円やかに包み込むと、
鶏油の甘さと共に、
濃厚な豚骨の旨みが膨らんできて、
鼻から抜けていく。
いや、留まる。
香りが口腔内、鼻腔内に留まるのだ。
醤油強めでしょっぱめではあるけど、
こりゃ、イイなぁ〜
こりゃ、イイなぁ〜
こりゃ、タマラナイ。
ハツホーなので“味ふつうめ”にしたけど、
これは豚骨をもっとしっかり味わいたく、
“味うす口”でも良かったなぁ〜
イケるなぁ〜
ふた口み口とそりゃ重ねっちゃうわ。
合わせるは家系御用達のs・・・ではなく、
自家製麺なんだとか。
滑らかな肌をした平打ち麺で、
“麺ふつうめ”にしてもらったんだけど、
もちっとした弾力に、
ぐっとした噛み応えがあって、
強いスープに負けておらず、
一体感良く上がってきて、
噛むほどに甘味が滲み出てくる感じ。
うん、イイね。
海苔を巻いて一緒に食べると、
強いスープに抗いつつも、
磯の香りが相性良く絡む。
うん、イイね。
ホウレン草は見た目でやや茶色が入り、
へにゃっ、
くたっと柔らかそうな印象だったけど、
口にしてみるとシャキシャキしていて、
これには安堵&安堵。
この感じは悪くないわ。
チャーシューは豚肩ロースを使っていて、
口にすると軽い燻製の香りが鼻に抜け、
これはシャシャってくるほど強くなく、
さりげない香りでイイね。
ただその見た目の色から危惧していたけど、
切り置きゆえなのか、
遠くに僅かではあるけど酸化の臭みがあり、
そこんとこはイイとは思えなく気になる。
中盤からはエンミの蓄積が進み、
しょっぱさが増してはくるんだけど、
その旨みは健在でもって、
ぐいぐいと惹きは変わらずで、
箸が止まることはなくの食べ進み。
卓上には調味料があり、
この青いヤツは何だろ?
少しだけ入れてみると、
おろしニンニクのようで、
香り的な変化を加えてくるけど、
その旨みを阻害するほどではなく、
うんうんうん、
“味ふつうめ”はしょっぱいけど、
やっぱ惹かれるなぁ〜
と
楽しんで楽しんで楽しんで、
唸りつつの完食フィニッシュ。
「ごちそうさまでした。」
「ありがとうございました。」
元気のイイ声掛けを受けて退店すると、
更に行列は延びていて、
その人気の高さを知ることとなる。
ハツホーなのでオールふつうめだったけど、
抑えた“うす口”で食べてみたく思え、
ともかくともかく、
退店後も口の中に香りが残る感じが良く、
また食べたいと思わせてくれた一杯でした。
また食べてみたいなぁ〜
( ̄▽ ̄)b
トイレは店外の階段上って2階。
階段が油でツルツルなので、
特に下りる時、気を付けなはれや。